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2020年4月1日

インタビュー

社員座談会 Vol.02 「サピエントの働き方」

サピエントの働き方 ~HOW SAPIENT WORKS~

第2回クロストークは、サピエント「代表取締役社長 湯川智子」代表とともに長く会社を支えてきた「執行役員 本間澄江」そして日本で最も歴史の長いショールーム運営を担当する「業務推進第2部部長 西田美枝」の3名。
サピエントを牽引する女性たちの飾らない素顔から垣間見えるサピエントの魅力、女性の働き方について語ります。

博覧会や展示会、企業ショールームなどさまざまな運営に携わってきて、培ったものは何ですか?

本間:丁度、私が入社した当時は長野オリンピックやアジア競技大会など、話題性のある大きなイベントが立て続けに開催された時期でした。
入社して間もない頃から、歴史に残る大きな事業に携われたことは大きな学びになりましたね。華やかなイベントも、長い準備期間を経て開催されるまでに、大変な労力がかかります。
企画段階から裏側のオペレーションを経験したことで得られた達成感がとても大きかった。常にチャレンジする機会を与えられてきたことや裁量を与えてくれたことも、今まで仕事を続けてこられた理由だったと思っています。
やるべきことはたくさんありましたが、現場で培ったノウハウが今の管理業務でも活かせているので、相乗効果が生まれていると実感しています。

 

湯川:私たちは様々な事業を経験していますので、『サピエントさんならこういうこともしてくれるんじゃない?』という感じで、過去に担当したことがない業務にもお声がけいただくようになっているのでは、と思います。そういった信頼を積み重ねてきたご縁が、その後のプロジェクトへの参画にも繋がっています。

 

職場の女性比率は9割以上!
日本で最も歴史のある自動車メーカーの企業ショールームで培われた独自のキャリア形成とは?

西田:今まで働いてきた中で、ショールームのリニューアルや地方のショールームオープン・クローズといった業務、またイベントの企画運営にも携わってきました。
ショールームの運営でお客様から高い評価をいただける事がなにより励みになっています。振り返ってみると、だいたい5年一区切りで新しい事に取り組む機会を与えていただきました。春に新しい社員が入社して共にスタートを切ることで仕事に新鮮味が生まれ、また心機一転頑張っていこうといった気持ちになります。
現場でお客様との対面コミュニケーションで培ったノウハウは、サピエントの資産となっています。コミュニケーションについての悩みを抱えるクライアントが沢山いらっしゃいますので、私たちの知見を活かして、今後のトレーニングや社員教育にも活用していただきたいと考えています。

本間:コミュニケーション力は、サピエントの強みの源泉になっていますね

西田:入社した当初から女性しかいない環境で、当時は結婚したら辞めなければならないというのが暗黙のルールでしたね。さらに、1年ほど勤務したら辞めるといった都市伝説まで。

湯川:働き方改革をはじめ数年前から社会全体で女性が活躍するための制度が整えられてきています。しかし私は、そのずっと前から女性がいきいきと働くための環境づくりを心がけてきました。やっと時代が追いついてきたと思っています。

 

 

西田:ショールームアテンダントとしてのキャリアが長い社員には、長く継続して働けて、かつ学べる現場として、トレーナーや社員の管理といった新たなキャリアパスを選択できる環境が整っている。そういう意味では一度退職し復帰した後でも活躍の機会を与えてくれる、とても自由度の高い会社です。次に何を目標として働くのか、それを自由に決められる社風があると思います。かつて一緒に仕事をしていたメンバーが、また子育てを終えて戻ってきてくれています。そういう方たちはやる気になるとすごいパワーが発揮されるので私も嬉しくなります。

湯川:入社年数に関係なく、子育てや介護の個人的なご事情と併せて仕事でチャレンジができる。そんな仕事環境を提供したいという想いで制度を整えてきました。
自分はこの会社でこういうことがしたい!と思って当社に来ていただける方は両手を上げて大歓迎。

 

2020年6月18日 湯川智子が株式会社CO2資源化研究所の副社長に就任

西田:そうなんですか~、ご主人の会社の副社長に~。また忙しくなりますね。
湯川:そう、現代版内助の功2.0(笑)
西田:改めて何をする会社か教えて下さい。
湯川:東大発の研究開発型バイオベンチャー。主人の指導教官の児玉教授が発見されたUCDI水素菌は推定36億年前から生息する大変特徴のある菌体です。地球温暖化の原因のCO2を食べて育ち、24時間で1グラムが16トンになります。
西田:そんなに速く、たくさん増える?!何に使えるのですか?
湯川:天然で大量に育ててプロテインに、またバイオプロセスで燃料や化学品を作る事もできます。世界特許も複数取りましたね。研究者は全員博士で女性も活躍しています。


本間:副社長の役割は?
湯川:研究開発は未知との熾烈な戦いの連続ですので、思う存分やらせてあげないと。私は研究開発を産業化する為に必要なことを具体化してきます。
本間:サピエントのプロジェクトメンバーは何をお手伝いしているのでしょうか?
湯川:私や役員と共に、少し先を見て色々な準備をする役割ですね。新しいWEBサイトも制作中ですし、来年は大型のデモプラントも出来ます。サピエントの仕事で培ったプランニング力と実行力が役に立つと期待しています。

 


株式会社CO2資源化研究所 WEBサイト(外部リンク)

 

今回のコロナも含めて予想もつかないようなことが起きる時代ですが、サピエントの強みは何ですか?
─ 柔軟な思考と強い実行力 ─

湯川:今はこれがいいと言われていても、5年後10年後にはどうなっているか。時代の潮流が変わるスピードが年々早くなってきているので、常に勉強していかなければなりません。過去には、23歳で立ち上げて創業30年を迎えた会社から離れるという苦い経験も。
それでもなお、本間をはじめとする心強い社員に支えられて、気持ちを新たに起業しました。あの経験があったからこそ、西田や新しい仲間を迎えることができ、今の自分が有りサピエントという企業が存在します。

 

本間:筆舌には尽くせないほど実際は本当に大変でしたけどね~、湯川社長はウルトラポジティブなんですよ(笑)
湯川:そう、人生は過去にこだわるのではなく、前を向き、顔を上げて進んでいくほうが~せっかく失敗したんだから(笑)ノウハウにしなくてはもったいないと思っています。今回のコロナウィルス禍をきっかけにビジネスにおいてもコロナと共に生きていく新生活様式をベースにした企画・立案、そして実行が肝要だと思っています。
「オンライン接客」「オンラインショールーム」「オンライン営業」「オンライン研修」
どんな状況になったとしても、これまで蓄えてきた強みや実績を生かし、出来ないことをできるに変えていく力がサピエントにはあります。そういうことを一緒にやっていける仲間がいることが幸せです。


西田:柔軟に考えて、必ず実行していくチカラがサピエントの強みですよね。そして自分や仲間の成長を楽しみながら仕事をすると、継続力も身に付きますね。
本間:サピエントの社員は、年齢に関わらず変化に順応する力がある人が集まっている気がします。それに、できない理由を並べたてるのではなく、どうやったら実現できるのか、出来る方法を考える人が多いのも強みです。
湯川:クライアントから頂いた信頼を大切にしながら、未来を見据えた新しいチャレンジをする時が来たと思います。大切な仲間とともに、柔軟な適応力を強みに、サピエントは更に成長すると思っています。

 

 

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